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大学生活五年目の決定した、文系オタク男子大学生のつづる日記。 就職活動についてや日々の雑記、趣味について。
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超私的な書籍感想…「世界征服」は可能か
実に一週間以上、更新が滞ってしまいました。
先日の仏検の試験に向けて
勉強を一週間あまり続けていたためです。申し訳ありませんでした。


さて、仏検対策しているその間にも何冊か本を読みました
レビューしたい本とか作品はたまる一方なんですが、まずは

「世界征服」は可能か?(岡田斗司夫)

についての感想を書きたいと思います。
作者の岡田斗司夫さんはガイナックス元社長で、現在は客員教授の肩書きも持っておられる方。

「「世界征服」は可能か?」という本は
アニメ、漫画等における悪の組織の定番の目的である「世界征服」について、オタク知識を存分に活用しつつ


①世界征服、その目的を分類

②現実、空想における支配者タイプを分類

③世界征服について、政治的、経済的切り口から現実的であるかどうかシミュレートする

④世界征服について考えてみる


…以上のような内容になっています。
以下、これより私の本書レポートが続きます。
ネタばれに注意!!


------------

…とはいえ
内容を順番に追うだけでは

ありがちなアニメの感想ブログみたいで面白くないので

まずは私のこの本に対する視座、切り口を明らかにし、
一定のテーマに基づいてこの本をまとめてみようと思います。
そのテーマですが

「世界征服という言葉の意味の変遷」

・・・これで行きたいと思います。なんか久しぶりにレポートぽいww

それでこのテーマに沿って本書を簡潔にまとめてみたところ。



この本はアニメ、漫画的世界征服など不可能という「感覚的事実」の根拠をシミュレートで示した後、「新旧世界征服」のスタイルを提示し、さらには「悪」というものにも意味を持たせた本である


このようになりました。
もちろん、私の主観に満ちています。その点には留意してください。
それほど的外れなテーマ設定をしたつもりもありませんが、ともあれひとつテーマを設定すると、本の要約は簡単になってきますね。


本論に移っていきましょう。



ポイントは新旧世界征服です。



ではまず古い世界征服とは何か、それはショッカー、ヨミ様などアニメや漫画世界で子供ながらに突っ込みどころ満載の世界征服のことです。

具体的には、現実に世界中の人間を自らのもとに跪かせる、絶対的身分制の確立を目的とした世界征服を目的としている点にあるところが、一番の突っ込みどころです

悪の組織は世界征服をして何が楽しいのか、人々を跪かせどうしようというのか、だいたいそこまでしなくても過程でお前ら幸せになれるだろうということなんです。

この主張を援護するかのように
独裁者となる目的を立てて、実際にシミュレートを行ってみたところ、

まずは世界征服の活動には本当に莫大な金がかかることがわかります。そのため資金集めの経済活動をしなければならないわけです。
けれど資金集めがうまいくと普通は、そこで自分たちの幸せは保証できてしまいます。けれどなぜか悪の組織は一般的幸福の基準である経済力というものには固執せず、稼いだ資金を湯水のように無駄使いする。
理解しがたいものといえましょう。

世界征服という行為はこのように不思議、非合理的な行為であることが明らかになる。


…しかしなぜそれが不合理的なのか。われわれは世界征服をそう判断する基準を有しているということですね。
それを作者は現代的な、「経済的観点からのものの見方としています。
金儲けして、せっかく金が儲かったのに不合理なことに金を使うなんてもったいない、そういう考えがあるからこそ、われわれは世界征服を嘲笑うのです。
つまり、世界征服の過程にわれわれは絶対的な価値を見出すという文脈に生きていることが明らかになるのです。


この本では以上のような定番ともいえる今の価値観とずれた世界征服をいわば「古い世界征服」と名づけています

では、新しい世界征服とは何でしょうか。

そのまえに、古いタイプの世界征服についてもう一度定義づけると
それは「経済反映より身分格差社会を作ることを是とする価値観に基づいた世界征服」ということです。
そしてこの本の面白いところとして、この新旧の違いが何も作品世界の世界征服の流行り廃りをさしているわけではないところにあります。

新旧の違いは、現実のわれわれの価値観の変化を指しているのです。

即ちアニメ、漫画的な世界征服の姿を理想とした時代があり、
現在というのはこのような身分社会、独裁的な旧型の世界征服などどうも見当違いにしか見えないという文脈で生きている、新しい世界征服の時代だというのですが、これは非常に納得のいく話でしょう。


その実際の新旧価値観の争いとして、南北戦争があげられていたりします。
南北戦争の勝敗の原因に人道的正義の勝利をあげるのは見当違いであり、アメリカ南北戦争というのはそもそも身分社会を選ぶか、経済繁栄の機構を備えた社会を選ぶかという争いだったというのです。そしてより多く経済的に繁栄する体制が勝利したからこそ、奴隷解放を謳った北部が勝利したというのです。
つまり、勝因は人道ではないんですね。
転換期であるかどうかは別として、象徴としてこの話はとても興味深いです。


さて
新しい世界征服というのは言わずもがな、現代の幸せの価値観に基づいた世界征服です。
すべて、経済、情報といった豊かさを幸せの基準として肯定し、世界をそのような文脈でみること。
より金の儲かるシステムがよいという、子供向け作品への批評の視座そのものが新しい世界征服そのものなんです。



総じてこの本では始めのおふざけのような世界征服への突込みから現代の文脈を明らかにするという興味深い形をとった本だと思います。


最後に、総じて悪とは何かというと、この辺はなんだかオタキングというより学者的なにおいがしますが。徹底したカウンターカルチャーをさすようです。
普遍的に、本質的に既存の価値観を破壊する行為が悪なのです。
そしてカウンターカルチャーが勝利を収めるというのは、新しい世界征服=価値観の創出へとつながります。

なんだか、実証歴史の弁証法・・・って感じですね(^^;)


私がまとめるとなんだかよくわからない文章になりますが、この本は非常にまとまりのよい、説得力のある本にな

っているので、興味をもたれた方は読んでみるといいと思います。




久しぶりにレビューをかけるので、なんだかまとまりもなくグダグダ書いてしまいましたが、以上です。
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ネットワーク、無線LAN
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【2008/11/16 12:21】 URL | #- [ 編集]


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